2018年05月02日

ビデオが来たわよお父ちゃん

 サブタイトルに意味なんかありません。いや、毎回ってことじゃないの。今回の話。共感を求めてるだけで、意味はないの。映画の余韻。分かる人はコメント欄に「分かったよ」の一言と住所氏名年齢電話番号を入力の上、牛込局区内フジテレビ。

 いやね、前回前々回、二回続けてビデオテープが登場してるんだなって驚いて。

 直接は書いてないけど、伊勢丹で流れてた映像はビデオテープを再生していたんだろうし、VHSっていうのはもちろんビデオテープの規格だし。

 好きじゃなかったな、ビデオ。

 「世の中全部レーザーディスクになればいいのに」って思ってた。「無理ならせめてS-VHSになあれ」って。ベータとはいわんから。

 それと同じ感じなんだよね、DVDって。

 国民的映画とかいわれる『男はつらいよ』のさ、Blu-rayが出てないって凄くない? 購買層の問題なのかね。こういうときは配信がありがたいと思うんだよ、僕。ちゃんと。
posted by 篠田 青 at 20:24| Comment(0) | 映画

2018年05月01日

異人たちとの夏

 何年ぶりかで映画『異人たちとの夏』を見た。VHS、レーザーディスク、DVDと所有してきて、それぞれで複数回見てきて、さすがにもう見ないのかなと思ったけど、Blu-rayでも見ることになった。

 好きとか嫌いとか、飽きたとか飽きないとかの話じゃなくって。

 邦画の質感ってもんがあって、映像も音もやたら鮮明に、輪郭くっきりみたいな感じにされても困るんだけど、それにしてもさあっていうリマスタリングが多いんだよね。

 『異人たちとの夏』はDVD版が微妙な感じだったから、Blu-rayを買ってみて、期待するものがなかったときにね、がっかりしたくないなあっていう。

 それでもね、見ようかなって気分に対してね、DVDを出さなきゃいけない。見たいけどなあ。見たいけど、DVDしかねえんだ、我が家には。

 これは悲しい。これが悲しい。

 だから買っちゃう。ここまで読んでね、配信で良くないっすかって思う人とは話さないの、僕。

 あ、結論としてはですね、Blu-ray版のリマスタリングは良かった。結構良かった。

 この映画を見ると、色んな人の顔や声が浮かんでくる。その感触が、見る度に変わるんだよね。だからきっと、また見たくなっちゃうだろうなと思う。

 映画って別に、完成度じゃないんだよね。不思議だよね。
posted by 篠田 青 at 20:05| Comment(0) | 映画

2017年10月19日

精神・品格・魂 V

 ずっと書きたかったことなんで、スター・ウォーズの話を続ける。

 幼稚園児、小学校低学年の僕から見ても、劇場公開版の「帝国の逆襲」と「ジェダイの復讐(当時)」は何か違うなという感じだった。ルークの顔が、じゃなくって雰囲気がね。

 ジェダイの復讐のラストなんてもう。音楽も含めて、それこそ「スター・ウォーズをこんなラストで終わらせやがって!」と。

 それでも好きだから、高校生になってバイト代でレーザーディスクなんかも買い揃えたけど、何か違う感はやっぱり拭えなくって。

 だから特別篇で、EP5と6がジョージ・ルーカスのセンスでまとめ直されたことはもう、物凄く気持ち良かった。「そうだよね、ルーカスならそうするよね!」がいっぱいあって嬉しかったし、シリーズのラストが音楽ごとスケールアップしたのを見せてもらって、映画館で一人で泣いた。

 空いてたな、映画館。

 映画は娯楽か芸術かって話はよくあるけど、スター・ウォーズは神話なんだよね。神のセンスが抜き取られてしまったスター・ウォーズは、もはや神話ではない。「シリーズを良く知る」って何だよ。そんな奴をいくら揃えても、神話にはならないよ。

 EP7は音楽も良くないもんね。EP1が素晴らしかったのはさ、初めて見た日の帰り道からもう、新しい音楽が頭から離れなかったもん。EP2も3も、特別篇になった6もそう。

 ジョン・ウィリアムズを連れてくればいいってもんじゃない。「誰が熱をどう伝えるか」がちゃんとしてなけりゃ、優れた映画音楽、いや、神話音楽にはなりませんよそりゃ。

 「ファンの声」と「声の大きいファン」がごっちゃになりがちなネットの時代。「みんなが見たかった○○」みたいなのがいーっぱい作られてるけど、ニーズに応えればいいだろうってのはさ、魂じゃないよね。
posted by 篠田 青 at 21:26| Comment(0) | 映画

2017年10月18日

精神、品格、魂 U

 スター・ウォーズの話に「そうだそうだ!」と応じるのに、「クリスタル・スカルの王国」を見て「インディ・ジョーンズをこんなにしやがって!」とか「四作目のあれはやめてほしかった」と平気で言う連中がいる。

 そんなんだから、インディ・ジョーンズシリーズも本来の血液を失うことになった。

 「お友達のジョージ・ルーカスに頼まれて楽しそうに撮るスピルバーグ」っていう世界は、これ以上拡がることはないのだ。

 誰からも口出しされないようにと「世界最大の自主映画」を実現したはずなのに、他人にやいやい言われて売り渡すことになるのって何なんだろうね。

 でもまあ、それによってジョージの魂は守られたんだから。

 彼が次に何を見せてくれるのかを楽しみにできることの幸せに目を向けようっと。
posted by 篠田 青 at 01:06| Comment(0) | 映画

精神、品格、魂

 『スター・ウォーズ』とは、ジョージ・ルーカスという人のセンスが血液であり、それが流れているからこそ生命のような輝きを放つ。

 「ライトセーバーを片手で振り回してはいけない」ことが分からない人が作った「EP5 帝国の逆襲」は、とても危なっかしい出来だった。そういう人を脚本に引っ張り出して作られた「EP7 フォースの覚醒」が「ぼくのかんがえたさいきょうのスター・ウォーズ」みたいになってしまったことは、あまりにも当然の結果なんだけど。

 今に至るまで、「帝国の逆襲」が一番人気だというのが本当なら、フォースの覚醒とやらはビジネスとしては大正解だったんだろうし、ディズニーの手に渡ったスター・ウォーズのあるべき姿なんだと思う。

 EP4〜6に手を加えて「特別篇」として仕立て直したことには、全六作のシリーズとしてジョージ・ルーカスのセンスを通す、魂を入れ直すという大きな意味があった。

 それを「俺たちのスター・ウォーズをこんなにしやがって」と騒いだのはたぶん、帝国の逆襲が大好きな「俺たち」で、ジョージ・ルーカスよりもヨーダが偉いと信じている連中だ。お前たちのスター・ウォーズなわけないだろ。

 天に唾を吐き、神なきスター・ウォーズを望んだのはお前たちなのだ。

 失ってから気づいても遅いのだと言える人たちももちろんいるけど、本気で気づかないまま空っぽの祭りを楽しみ続け、俺たちの祭りだと主張し続ける連中の熱も熱には変わりなく、目盛りさえ満たせば世の中の燃料になってしまう。
posted by 篠田 青 at 00:44| Comment(0) | 映画