2017年07月11日

手を切る、足を洗う

 手を痛める、足を痛める。怪我じゃなくっても、水虫とか湿疹とか、何かしびれるとか痛みが走るとか、今日もどこかで誰かの手足に、色んな不調が出ていることでしょう。

 よく使うところだから、物理的なトラブルだと捉えやすい手足。長引いている痛みや不調なんかは「古傷」なんて言って、「仕方がない」って感じで処理されちゃう。定着している言い回しだと、何かその、「世の中にはそういうことがあるんだよ」みたいな受け入れられ方をする。周りも本人も、なーんかすんなり受け入れる。

 そういう症例を見ると僕なんかはもう、すぐに「いやいやいやいや、ちょっと待ってよ」と思っちゃうけど、当の本人はすっかり切腹前の武士みたいな穏やかさで受け入れ顔。何なのその、達観してりゃいい、場合によってはかっこいいでしょ大人でしょみたいな感じは。

 じゃあいいよ、これならどうだ。

 古くからの言い回しには、「手を切る」とか「足を洗う」っていうのもありますわね。縁を切らなきゃいけない人間だとか、やめなきゃいけない習慣がある。この習慣ってのが厄介で、本人からすると「仕方ない」とか「でもまあ、そういう訳にもいかない」みたいなね。やめる気がないし、悪いことだとも思ってないんだね。

 やめりゃいいって言われたこともやめないで、「(この症状とは)付き合っていくしかないのかなーと思ってます」なんてね、真面目な顔して言っちゃう人が本当に多い。そういうおかしな真面目さと、「古傷」だとか「慢性」だとか、ぼんやりしてるくせに、いやぼんやりしてるからこそ適用範囲が妙に広くて、大義名分みたいになっちゃってる言い回しってのはもう、腐れ縁みたいな相性の良さでね。

 変に真面目な人だから、「長い付き合い」を大事にする。手を切ったり、足を洗ったりっていうのが苦手で、古傷だの慢性だのともう、どんどんどんどん仲良くなっちゃう。病院にもちゃんと通うしね、そういう人は。真面目の使い方をちょこーっと変えてやればいいんだけどね。

(※その変え方が分からないという場合は、この記事のコメント欄か「難病のための仁術」からご依頼ください。)
posted by 篠田 青 at 22:27| Comment(0) | 病気

2017年07月10日

水虫

 水虫になると、「原因は白癬菌ですから、殺菌しつつ足を清潔にしましょう」というのがまあ、一般的な話。

 で、感染源はどこでしょうね、バスマットを共有していますかとか、玄関マットはお使いですかとか、そんな展開になります。

 そうするとこう、家族間で犯人捜しが始まったりしてね。「お父さんの後にバスマット使っちゃ駄目よヒソヒソヒソ」みたいな空気になってくる。いやこれ、別にお父さんじゃなくってもいいし、「水虫といえばお父さん」的なイメージのせいで女の人が言いにくくなって、密室的に広まっていくという、実はこれが水虫の恐ろしいところなんだけど。

 水虫のことをジメジメと扱うからいけないんで、カラッとオープンに扱えば簡単に治ったりする。今の人たちは真面目だから、みんな真面目に検索して真面目に治療しようと考えるんだけど、家や家族間の風通しを良くすることの方がよっぽど大事なんです。

 お医者さんに言われた通りにしてるのに治りが悪いなーっていうときは、そんなことも気にしてみると面白くなりますよ。

(※この方向で取り組みたい場合は、この記事のコメント欄か「難病のための仁術」からご依頼ください)
posted by 篠田 青 at 21:00| Comment(0) | 病気