2018年06月16日

メロスに激怒した・後編

 つづき。

 リアルタイムのウルトラに飢えていて、一番好きなゾフィーの活躍(ゾフィーって主役じゃないからね)にも飢えていて。そんな中、「マスクを外したアンドロメロスがゾフィー」っていう写真が目に飛び込んできたんだよね。

 事情をよく知らないまま、「メロスはゾフィー、主役はゾフィー! しかも赤じゃなくって緑!」と大興奮。ついに僕の待ち望んだ時代がやってきたのだ。「ウルトラマンって何で青じゃないんだろう」という不満も抱えていたから、赤よりも青に近い緑が真ん中に来たってことにも大満足。まあいきなり青の時代は来ないだろうね、と緑を受け入れる(仮面ライダーはスーパー1以外は好きじゃなかった)。この物わかりの良さって凄くない? 本人としては問題だなと思ってるけど。己の欲と世の中の動きに対するバランス感覚がおとなしすぎますよ、少年。

 映像をほとんど見ず、ゾフィー熱と写真だけで勝手に盛り上がってたことが、結果的にまあ幸せだったのかな。

 その後に作られた『ウルトラマンZOFFY』って映画は「ついに真実の時代が」という僕の期待を裏切る最低のものだったし、ゾフィーのデザインも変だった。

 『宇宙刑事シャイダー』はついに登場したメタリックブルーの主人公だったけど、あの顔はスター・ウォーズの脇役っぽくて駄目だった。

 そんな流れもあって、僕の中のアンドロメロスは美化されたというか、美しいまま保存されたんだね。

 ねえメロス。僕がテンション上がるからか、歌がかかると妻だって「メロッスー、メロッスー」と口ずさんだりするんだよ、メロス。「ほらね、かっこいいでしょメロス」って言いたかったよ、メロス。
posted by 篠田 青 at 20:25| Comment(0) | アニメ・特撮

2018年06月15日

メロスに激怒した・中編

 つづき。

 いや、サイバーコップについて語りたいことは別にないんだけど、どうしよう真面目な人がサイバーコップ情報を待ってたら。でも何だろうね。「サンダー! アーム!」とか言って、馬鹿にしながら完コピ的に(そういう言葉はなかったけど)真似して遊ぶみたいな、そういうネタもね、それはそれで常に必要だったな。

 期待してたのにつまんねえどうしてくれよう的なエネルギーを、パロディとして遊びで発散するっていう。つまんなきゃ見なきゃいいんだけど、見届けなきゃ気が済まないそんな性格ねむりたーいあーいわーなびーうぃじゅー。

 で、メロスメロス。メロッスー、メロッスー。アンドロメロッスー。

 とか口ずさんではみるものの、「アンドロメロスっていつやってんだろ?」と思いながらカードだけ眺めてるっていう日々。最初は雑誌連載だけだったとか、漫画がどうだとか、そういうの全然知らなかったし、今でもあんまりよく分かってない。

 あの頃はそういう「いつやってんのこれ?」っていうのがちょいちょいあった。『仮面ライダーZX』とか。前にもちらっと書いたけど、「テレビでやってる実写特撮しか認めない」みたいなとこあったから、雑誌だけの企画なんて想像もしない。

 『ウルトラマン80』と『仮面ライダースーパー1』、その後どうした? みたいな。特撮シリーズが受けなくなった、そういう時代だったんだろうね。時代のことなんて知らないじゃない、子ども。

 過去の特撮、特にウルトラマンの本を繰り返し読んでてね、リアルタイムのウルトラに飢えてるわけよ。自分も体験したい、自分のウルトラマンが欲しいっていう。80はちょっと違ったんだよなあ(顔が)っていう。つづこうかね。
posted by 篠田 青 at 01:47| Comment(0) | アニメ・特撮

2018年06月14日

メロスに激怒した・前編

 アンドロメロスよりもかっこいいものなどないんじゃないか。

 そう思っている時期があった。

 久しぶりに動くアンドロメロスを見てみたら、何考えてたんだあの頃の僕いくら幼いといったって詳しく理由を説明してくれよと思った。メロスに激怒した。

 よくよく思い出してみると、本編、というのが正しいのかどうかも分からないんだけど、テレビ番組としての『アンドロメロス』を見る機会はほとんどなかったし、いつやっているのかも分かっていなかった。

 近所のおもちゃ屋さんにメロスのカードみたいなのが売ってて、そこに使われている写真と、「メロスの正体はゾフィーっぽい」っていう噂が好きだったんだと思う。

 「バルイーグルよりバルシャークが好きなのに(あ、『太陽戦隊サンバルカン』、いわゆる戦隊ものです)、いつも赤ばかりが真ん中だ」という不満の受け皿として、青じゃないけど赤よりはマシっていう適当さで、メロスの緑が機能した部分もあるのかもしれない。

 動いているメロスよりも、写真のメロスとその世界、メカっぽい怪獣とか宇宙人に魅力を感じて、想像力を働かせていた。

 フィルムって偉大だよね。やっぱりあの解像度の中には夢やら想像やらを余裕で受け止める包容力みたいなものがある。

 テレビ番組としてのアンドロメロスはビデオ収録で、それまでのウルトラシリーズみたいな質感、当たり前だと思っていたフィルムの情報量がない。初めて『電脳警察サイバーコップ』を見たときの「何じゃこの安っぽいのは」っていう衝撃と同じだね。え? 分からない? じゃああれだね、続くしかないね。
posted by 篠田 青 at 01:50| Comment(0) | アニメ・特撮

2018年06月01日

宇宙を一つに!

 出かける支度をしながら『超ロボット生命体 トランスフォーマー テーマソングコレクション』をかけていたのです。

 同じく支度をしていた妻が、その歌を自然に口ずさんでいたというか、鼻歌んでいたのです。

 「やめてよ、こんな歌」とか「こういうのかけるのやめてくれる?」とか、そういう関係だって、この世にはあると思うのです。

 ですからワタクシは、かういふ妻の有り様を当たり前のものだとは思わず、妻がレモンを待っているのであればその目のすぐ前でレモンを搾ってうひゃひゃと指さしながら笑う、あれ何の話だっけ。
posted by 篠田 青 at 01:55| Comment(0) | アニメ・特撮

2018年05月28日

お前とつくろう、つくりたかったよそりゃ

 最初のアニメ『戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー』にはね、アメリカンな雰囲気がこう、本編はもちろんのこと、オープニングテーマやエンディングテーマにも溢れてて、それが特別だったのよね。

 「求めてたのはこれだーっ」ってんじゃないのよ。「あっ、何この感じ」っていう。アメリカンなアニメは以前からあったし、アボットとコステロで笑ったりもしたけど、ロボットっていうのがね。

 その新鮮さに、弟と一緒にハマったのよね。放送時間に留守だった妹はハマらなかった。いや、いてもハマらなかっただろうけどさ。

 続編の『戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー2010』はもっと新しかった。アメリカンなまま、宇宙とか未来が入ってきて。オープニングもエンディングもちゃんとその感じ。エンディングなんてラップなのよ。「ラップ」って言葉を知る前からラップだったのよ。

 かっこいい世界だった。好きすぎて、テレホンサービスとかかけまくってた(笑)。「まだ新しくなってない!」とか言って。かけすぎだよ、チミ。

 それがねえ。『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』になったらねえ。急にね、オープニングテーマからもう、日本のアニメの感じになっちゃって。

 「トランスフォーマーが好き」だと思ったからには見続けたけど、がっかりしたなあ。

 なんてことを、久しぶりに聴いた『超ロボット生命体 トランスフォーマー テーマソングコレクション』の五曲目に入るとこで思い出した。
posted by 篠田 青 at 23:32| Comment(0) | アニメ・特撮