2018年06月26日

チキンカレー

 つづき。

 改めてメニューを見返すと、

十三穀米と
夏野菜のスパイシー
チキンカレー

 という表記。三行に分かれている。こうして見ると、僕が試した「スパイシーチキンカレー」という区切りは論理的であるようでいて、ただ後半部分を読み上げただけという、非常に勝手な略し方だったかもしれない。

 うん、いかん。いかんなこれは。きちんと読み上げたいとか言っておきながら、後半だけ言ってみるっていうのはいかにも工夫がない。何者になりたいのかも不明である。

 どういうサービスを提供するかを決めるのは、客ではなく店なのである。原則。

 ということは、ガストが三行に分けて表記している意味を考えねばならんのである。デザイン上の都合でしょそんなのと考えることは禁じられているのである。

 全部読み上げるか、二行目からか、三行目からか。そこにしか正義はないのである。二行目の途中からなんてのはもう、言語道断。悪であり、出禁なのである。

 来る日も来る日も同じ注文。「チキンカレー」というあだ名がつけられているかもしれない。全部読み上げるからむしろ、「十三穀米」と呼ばれているかもしれない。

 このように増していく緊張があるのだから、僕の側には「同じ注文」などという軽さはない。

 覚悟をもって、しかしそれは客の勝手な重さであるからあくまでも、あくまでも普通っぽく、「チキンカレー」と言ってみた。

 「チキンカレー」と返ってきた。これでいいのだ世界は今日も平和だ民主主義万歳京のおばんざいってなあに僕はカレーが今日のおばんざいって使い方合ってんのこれと思えた。

 誰だサブタイトルでオチ分かっちゃいましたとか言ってんのは出禁にするぞてめえ。
posted by 篠田 青 at 01:04| Comment(0) | ファミレス
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