2017年11月26日

旅する霊毛

 「僕が髪を切ると、遅くとも二日以内には弟が訪ねてくる」というジンクスがある。

 いや、厳密には「弟が訪ねてくるのは、僕が髪を切って二日以内であることが多い」か。1〜1.5ヶ月の間に二回切るんで、確率論としてどのくらいのもんなのかは知らないけど、妻も「また髪切ったら来た」と言うくらいの感覚。

 こうなってくるともう、髪を切りながら「あ、そろそろまた訪ねてくるかな」と思ったりする。

 その思念は僕の身体に付着した細かい髪に乗って、シャワーで流されていく。

 水もまた思念と相性がいいので、東京都の上下水道網、あるいは自然の循環を経由して、弟の意識にぼんやりと届くのかもしれない。

 これがまあ、キャバクラ(行ったことない)のお気に入りのお姉ちゃんとかなら効果は未知数。しかしゲゲゲの鬼太郎のちゃんちゃんこは「祖先の霊毛で作られた」っていうくらいだから、肉親には伝わりやすいに違いない。

 妹が来ないのは、あれはそうだ、血が繋がっていないに違いない。

 こんなことを真面目に書いているスピリチュアリストだとでも思われたらどうしよう。

 うーん、そうだ! そんな人には「大丈夫ですよ、僕の切った髪の毛じゃ短すぎてちゃんちゃんこになりませんからははは」と言おう。
posted by 篠田 青 at 23:30| Comment(0) | 思いつき
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