2018年06月18日

激怒の裏で・中編

 つづき。

 そういうデザインに触れてきた感覚からすると、ディズニーランドって楽しそうに見えなかったんだよね。

「テーマパーク」って言葉がよく分からなかったのが一つ。

 もう一つが、ディズニーランドって聞くと真っ先に浮かぶ、「待ってるよ」的なポーズで呼びかけてくる、着ぐるみのディズニーキャラクターたち。

 二次元からの立体化がね、気持ち悪かったんだよね。

 ウルトラシリーズは特撮なんだから、アニメで『ザ☆ウルトラマン』をやられても困るっていう気分と同じ。かといって、映画で実写として、スーツで登場されてもまた困る。

 子どもだって思うでしょ、アンパンマンの着ぐるみ怖いって。これはアンパンマンじゃないって。「見た目は子ども、頭脳は大人」って聞かされてきたけど、舞台挨拶とかに登壇する名探偵コナンはじゃあ誰なの大きさがおかしいよお母さーんって。

 駅ビルや後楽園ゆうえんちで戦隊もののヒーローと握手したいとは思っても、ウルトラマンを待ちはしない。大きさが違うから。

 喜ぶ子どももいるんだろうし、だからこそああいうものが用意され続けるんだとは思うけど。

 僕の感覚としては、ディズニーランドのああいう感じは好きになれなかったし、うらやましく思わずに済んだ。数年はね。黙っていきなり連れて行かれて驚いたし、死んだら驚いたじゃなかった、ええと、行ったら楽しかったけど。

 行きたいとは一言も言わなかったんだよな。さては自分が行きたかったな、あの野郎(父親)。

 つづく。
posted by 篠田 青 at 21:56| Comment(0) | デザイン