2018年06月14日

メロスに激怒した・前編

 アンドロメロスよりもかっこいいものなどないんじゃないか。

 そう思っている時期があった。

 久しぶりに動くアンドロメロスを見てみたら、何考えてたんだあの頃の僕いくら幼いといったって詳しく理由を説明してくれよと思った。メロスに激怒した。

 よくよく思い出してみると、本編、というのが正しいのかどうかも分からないんだけど、テレビ番組としての『アンドロメロス』を見る機会はほとんどなかったし、いつやっているのかも分かっていなかった。

 近所のおもちゃ屋さんにメロスのカードみたいなのが売ってて、そこに使われている写真と、「メロスの正体はゾフィーっぽい」っていう噂が好きだったんだと思う。

 「バルイーグルよりバルシャークが好きなのに(あ、『太陽戦隊サンバルカン』、いわゆる戦隊ものです)、いつも赤ばかりが真ん中だ」という不満の受け皿として、青じゃないけど赤よりはマシっていう適当さで、メロスの緑が機能した部分もあるのかもしれない。

 動いているメロスよりも、写真のメロスとその世界、メカっぽい怪獣とか宇宙人に魅力を感じて、想像力を働かせていた。

 フィルムって偉大だよね。やっぱりあの解像度の中には夢やら想像やらを余裕で受け止める包容力みたいなものがある。

 テレビ番組としてのアンドロメロスはビデオ収録で、それまでのウルトラシリーズみたいな質感、当たり前だと思っていたフィルムの情報量がない。初めて『電脳警察サイバーコップ』を見たときの「何じゃこの安っぽいのは」っていう衝撃と同じだね。え? 分からない? じゃああれだね、続くしかないね。
posted by 篠田 青 at 01:50| Comment(0) | アニメ・特撮