2018年03月31日

こ和い話・中編

 つづきだよ! ……いや、たまには元気よくと思って。

 「いい子だいい子だ」は「物わかりのいい子」だったりするでしょ。心の中に「黙って従う習慣」が作られると、霊障を受け入れやすい体質になる。普通ならちょこちょこ入れ替わるような小さな生き霊が、長く居座るようになる。

 ホテルみたいだね。あ、ホテル住まいの人の悪口じゃないよ。でもうん、ホテルみたいなもんだと思うのもいいかもしれないね。すぐにまた、誰もいなかったみたいになる。

 「一時的なアレルギー症状」ってあるでしょ。霊障ってのはまあ、基本的にはああいうもんで。変なお客さん、はしゃぎ過ぎなお客さんも来るけど、家財道具を持ち込んで暮らし始めるわけではない。いつかは「やっぱり自分の家が一番だ」と帰っていく。

 だけどまあ、たまーにね、帰らない奴が出てきちゃう。他人の身体は他人のものなのに、定住する。異物が定住するってことは、違和感が違和感のまま定着してしまうということでね。これが「慢性」の症状になる。

 これはしんどい。異物感、違和感が続くんだから。強弱の問題じゃないんだよね。ストレスがずっとあるってことだから。あんまりにもしんどいから、「こういうもんだと受け入れちゃう方がいい」って気分が生まれる。本人だけならまだしも、何かそういうアドバイスをしてくるアホも湧いてくる。

 「試練」なんて言い方(を好む連中)も存在するけど、お馴染み「巣箱」的な心が招いている部分ってのが必ずある。だから、「悪いことは何もしてない」100%の被害者なんていない。

 それをただ受け入れた方がいいなんてことは、断じてない。そんなものが「和の心」であるわけがない。

 次回に続かないわけがない。
posted by 篠田 青 at 00:15| Comment(0) | 精神世界

2018年03月30日

こ和い話・前編

 人と人とが生きていく上で、「概ね都合のいい仕組み」が採用されていく。それが続けば伝統やしきたり、信仰になったりする。

 「最初はただの都合だった」が忘れられて、形だけが受け継がれていく。「ルールだから」とか「そういう決まりなの」って言う方が便利だからね。すぐ始めさせられるし。

 民主主義と同じで、大勢のためのルールが合わない人、そのことで苦しむ人がいる。

 一人に対して「あんたのせいで、みんなが迷惑しとるんじゃ」って大勢で言いに来るけど、そのエネルギーを例えば国に対して「戦争のせいで、みんながどんどん死んでいくんじゃ」と向けたりは絶対にしないよね、あの人たち。

 あれ? 何の話だっけ。

 ええっと、そうそう。

 地域や集団を守るためのルールがあって、それを支えるために育つ信仰ってのもあるのよ。神様の名を借りるっていうか、捏造するんだよね。神様の形を作れば、そこに入ってくれるこっくりたんなんていくらでもいるし。歴史や伝統なんて、怪しいもんなのよ。

 物心つく前に「何となくそういうものだと覚えさせられる」ことは多い。理由を説明できない大人ばかりだと、理由を尋ねることが悪になる。

 「お母さんはあなたのためを思って言ってるのよ!」もそう。

 結果として目指すべき「和」が、最初から縛っておくための「輪」にすり替わったまま、ありがたそうに担がれるなんてことはもう、しょっちゅうある。

 次回につづくこともしょっちゅうある。
posted by 篠田 青 at 01:23| Comment(0) | 精神世界

2018年03月29日

視覚と資格の死角・後編

 つづきでござる。いやあ、霊の話から恐竜の話になるなんてねえ。どうすんだろねえ。

 僕ね、古生物学者になりたいって思ってたんだけどさ、少年の頃。なれなかっただろうなっていうか、なれてなくて当然だなと。知識とも呼べないような、本だけ読んでね。コレクターというか、オタクというか。切り拓いていく感じがなかったもん。

 昔からの「非科学的なものは信じない」とか、最近なら「病院へGoです」みたいな言い方ってあるじゃない。自分で考えてない。誰かの知恵や経験を、極めて部分的に借りてるだけ。根拠なく否定し、根拠なく勧める。しかも上から目線。おぬしは何を知っとるんじゃい。無意識の権威主義って恐ろしいよ、門徒ちゃん。

 見えないものを見せてくれる映画や漫画によって、霊能力とは「見えるもの」だと、視覚的に覚えてしまうっていう。これはもう、物凄く強烈な体験で。ほとんど刷り込まれちゃうんだよね。「見えるか見えないか」っていう基準を。

 ブルース・リーが教えてくれたじゃん、「考えるな、感じろ」って。これも微妙なのか、今の時代は。いや、僕もそこまで世代じゃないんだけどさ。

 感じるってことは、見える(私にも敵が)とは限らないわけで。「霊を聴く」、「霊を嗅ぎ分ける」ってこともあるわけよ。それが分からんのです、偉い人にも偉くない人にも。なのにみんな偉いつもりでいるという。みんなっていうか、偉いつもりの奴の声が大きいんだろうけどね。

 これまた前にも書いたけど、マニアほど情報をね、視覚でかき集めて、読みあさるじゃない。信じるジャンルや度合いは少数派なのに、証拠で資格を論じたがるあたりは多数派で。目先の賢さばかりを争うんだから、視覚に囚われてるんだけど、気づかない。

 大事なのは、問題が解決か、改善すること。原因が分かって、再発を防げること。本物に見えるかどうかじゃないのにね。
posted by 篠田 青 at 15:00| Comment(0) | 精神世界

2018年03月28日

視覚と資格の死角・中編

 はい、つづき。

 見えないものを見せてくれるっていうのはやっぱり、映画や漫画だったりして。そこを通らずに生きてきて、このブログを読んでる人っているんだろうか。

 あともう一つは科学ね。顕微鏡で見せてくれたり、未知なる何かを解明してくれたり。水生昆虫とか、淡水魚・熱帯魚の写真にはハマったなあ。自分が呼吸できないでしょ、水中って。そこで生きてるものたちの世界を大きく見せてもらえたり、止めて見せてもらえるってのはいいよね。

 その前は恐竜。呼吸がどうとかの前に、いないんだもんね、もう。尻尾引きずってる本ばっかり読んで育ってさ、「恐竜は冷血動物」だと覚えて。それがいつの間にか「恐竜は温血だった」になって、温血冷血っていう言葉自体も恒温変温に変化して。

 数年後には『ジュラシック・パーク』! 映画館で泣いたもん。「こんな世界を見せてもらえるときが来るなんて」って。

 あれから何年? 二十年以上経つ? 今じゃ羽毛が生えてるもんね、肉食恐竜。羽毛あったら恐竜の絵なんて描いてなかったかも。

 いや、でもね。

 恐竜博士と呼ばれていた子どものころね、肉食恐竜の足がかっこいいんだよなって思ってたの。で、動物園なんかでダチョウの足とか見てね、うおお恐竜に似てるぜって。でも、「鳥は現代の恐竜なのではないだろうか」とはちらりとも思わなかった。何が博士だよ僕。

 知識を求めて勉強だけしちゃうと、偏見もガッチガチに育つのよね。

 つづくのよね。ここで終わってもねえ。
タグ:恐竜 霊能者
posted by 篠田 青 at 13:56| Comment(0) | 精神世界

2018年03月27日

視覚と資格の死角・前編

 「夢の中の夢」でも書いたけど、僕たちってかなり視覚に縛られてるのよね。

 お化けが見える、霊が見える、過去が見える、未来が見える。霊能者ってのは「見えないものが見える」みたいな解釈になりがちだし、何かそれを基準に本物だ偽物だって語られちゃう。

 まあ、見えるってのは分かりやすいんだろうけどね。「聞こえる」だと妙に軽く扱われるでしょ。「変な声が聞こえる」って言うと、「春は増えるよね」みたいな。言い方の問題か? 「やだ、やめてよ怖い」って、変な声のことを言ってるのか、聞こえるって言ってる知人の健康状態を疑ってるのか。

 「霊の声が聞こえます」って言えばいいのか? いやー、何だろうねこの怪しい感じ。

 いや、これならまだいいんだ。耳とか聞こえるとかはさ、まだ何とかなる。気がする。

 問題は「霊のにおいがする」っていう場合。霊臭ね。前にも書いたけどさ。僕はこの、嗅覚で捉えるケースがそれなりにあって。刑事が「におうな」って言っても様になるけど、いやまあ、本物の刑事が言うかどうかは知らないよ? でもまあ、「うわー何この刑事きもーい」みたいにはならないじゃん。

 霊能者が「においますね」って言っても、あんまり信用されないような気がするのよね。「え、そうですか? 別に普通じゃないですか?」みたいな。口答えすんじゃないよ。そんなんだから憑いちゃうんだよおぬし。「実は昨日焼き肉を」ならまだしも。

 多くの人にとって、見えないものは見えないからこそ、視覚で捉えたい。通常なら見えないものだけど、自分だけが見えるっていう特殊さに憧れる。自分が無理なら、知り合いにいてほしい。会ってみたい、紹介されたい。この流れがねー、結構な邪魔になるんだよね。

 つづくんだよね。
posted by 篠田 青 at 13:08| Comment(0) | 精神世界